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100周年記念事業を成功させるには?主な取り組み例や事例を紹介!

100周年という節目は、企業にとって単なるお祝いではなく、これまでの歩みを振り返り、次の100年へと踏み出す大切な転換点です。
しかし実際には、「何から始めればいいのか」「どんな形にすればよいのか」と企画段階で悩む担当者も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、100周年記念事業を成功させるための基本的な考え方から、周年記念行事の主な取り組み例、他社の事例などを紹介します。
目次
100周年記念事業を成功させるコツ

100周年という節目は、これまで培ってきた信頼や文化を整理し、次の100年をどう築くかを社内外に示す絶好の機会です。
ここでは、周年を単なるイベントではなく、経営戦略として機能させるための3つの視点を紹介します。
100周年記念事業の目的とゴールを明確にする
100周年のプロジェクトがうまくいくかどうかは、最初のゴール設計にかかっています。
ロゴデザインや式典の前に、「なぜこの周年事業を行うのか」「誰に、どんな価値を届けたいのか」を明確にしましょう。
なお、周年事業の目的は、企業によってさまざまです。
<例>
・社員の一体感を高めたい(社内向けゴール)
・お客様・地域への感謝を伝えたい(社外向けゴール)
・企業ブランドを刷新したい(経営戦略的ゴール)
これらを最初に整理し、施策ごとに何を測るか(KPI)を定義することで、プロジェクト全体に一貫性が生まれます。
社員を巻き込み、一体感を生み出す
周年事業を単なる社内行事で終わらせないためには、社員をプロジェクトの主役にすることが重要です。
経営層や広報部だけで進めると、現場には「自分ごと感」が生まれず、メッセージが浸透しません。
たとえば、社員インタビューから周年コピーを生み出したり、ロゴ選定を社内投票で行ったりするなど、参加型の仕組みを取り入れることをおすすめします。
社員が関わるほど、企業文化としての「共創の姿勢」が社内外に伝わりやすくなります。
企業の歴史と未来へのメッセージを整理する
100年の歩みには、創業者の想いや時代ごとの挑戦、未来へのビジョンが詰まっています。
周年という節目は、それらを改めて整理し、企業の「軸」を再確認する絶好の機会です。
単なる年表や沿革紹介にとどまらず、以下のような観点からメッセージを掘り下げることが重要です。
・創業当時の想いがどのように受け継がれているか
・次の100年に向けて、挑戦したい社会課題や領域
・社員や地域社会へ伝えたいこと
これらを象徴として可視化するのが、周年ロゴやスローガンです。
そのため、周年ロゴは表面的なデザインではなく、理念や歴史を丁寧に理解したうえで形にすることが大切です。
yearsでは、丁寧なヒアリングを通じて、創業時から受け継がれる想いをデザインへと昇華させます。
100周年・50周年・10周年など、節目の想いを、数字ではなく理念として伝わるカタチに残しませんか?
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100周年記念事業の主な取り組み例

100周年を迎えるにあたり、「何をすればいいのか」「どんな形で祝えばよいのか」と企画段階で悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。
ここでは、多くの企業が実際に取り入れている定番施策を紹介します。
100周年ロゴ・スローガンの制作
周年事業の第一歩は、「どんな想いで100年という節目を迎えるのか」を言語化することです。その想いを“形”として可視化するのが、ロゴとスローガンです。
これらの存在によって、広報物や記念サイト、式典映像など、あらゆる発信にメッセージの一貫性が生まれます。
〈活用例〉
記念式典・アニバーサリーパーティーの開催
記念式典やアニバーサリーパーティーは、100周年事業の中心となるイベントです。
単なるお祝いの場ではなく、これまでの感謝を伝え、次の100年に向けた新たな決意を共有する場として設計することが重要です。
多くの企業では、「過去・現在・未来」をつなぐ3部構成でストーリーを組み立てています。
| 第1部 |
・これまでの歩みを振り返る ・映像や展示を通じて、企業の歴史や節目の出来事を紹介 ・社員・顧客・地域など、企業を支えてきた人々への感謝を伝える |
| 第2部 |
・支えてくれた人への感謝を伝える ・関係者への感謝状贈呈や社員代表のスピーチなどを通じて、共に歩んできた時間を讃える時間に |
| 第3部 |
・未来のビジョンを語る ・経営トップからのメッセージや新ビジョンの発表を通じて、「次の100年への意思」を社内外に発信します |
式典全体には、周年ロゴやテーマカラーを招待状や会場装飾、映像演出などに使用すると、一体感のある雰囲気になります。
100周年記念キャンペーンやプロモーションの実施
100周年をきっかけに、自社のブランドや想いを広く発信するプロモーションを行う企業が増えています。
式典やロゴだけでは届かない層に向けて、企業の歴史や価値を新たに伝え直す絶好の機会です。
たとえば、以下のような施策が効果的です。
| 特設サイトの開設 | 企業サイト内に周年特設ページを設け、創業からの歩みや社員インタビュー、未来へのビジョンを発信する |
| SNSキャンペーンの実施 | 「#100年のありがとう」のようなハッシュタグを活用し、顧客・ファンと感謝を共有する |
| 記念映像・広告・地域連携イベントの展開 | 創業の地や地元企業とのコラボレーション企画を通じて、地域への感謝と未来への貢献姿勢を表現する |
記念ノベルティや限定グッズの制作・配布
ノベルティや記念グッズは、100周年の想いをカタチにして届けるツールです。
取引先や社員、地域の人々など、贈る相手に合わせて内容を工夫することで、より印象に残る周年施策になります。
また、近年では、デジタルノベルティの活用も広がっています。
QRコードで視聴できる記念動画やオンライン限定壁紙、バーチャル背景の配布など、デジタル上でも記念の気持ちを共有可能です。
100周年ロゴ・キャンペーン事例9つ
ここでは、業種や規模の異なる100周年ロゴ・キャンペーン事例9を紹介します。
それぞれのデザインに込められたストーリーを読み解きながら、自社の周年ロゴ制作を考えるうえでのヒントを見つけてみましょう。
1.日東紡

日東紡グループは、2023年4月1日に創立100周年を迎えた企業です。
周年ロゴは、弊社yearsが制作いたしました。
日東紡グループのDNAである自由な発想とパイオニア精神を象徴しており、「何でも繊維にしてみよう」という精神を1本の糸による一筆書きで表現しています。
また、100の数字から伸びる線は、100年にわたる挑戦を続けてきた過去と次の100年も挑戦し続けていく未来を表現しています。
2.オタフクソース株式会社

出典:オタフクソース100周年 記念サイト | オタフクソース
オタフクソースは、100周年のテーマを「感謝と笑顔の100周年」とし、プロジェクトの顔となるロゴをコンペで選定しました。
ロゴには、オタフクソースがこれまで築いてきた歴史や大切にしている価値観、今後の展望を反映しています。また、「オタフクらしさ」がしっかりと伝わるデザインとなっています。
ロゴに加えて、特別ムービーや創業者の言葉などをまとめた100周年記念Webサイトも制作されています。
3.小学館

小学館は2022年8月に創立100周年を迎えました。
ロゴは、東京藝術大学大学院の学生によって制作されています。「00」の部分を本に見立てており、100周年であることと小学館らしさが一目でわかるデザインとなっています。
ロゴは、雑誌の表紙や書籍の帯、映画やイベントなど、小学館が発信するコンテンツに使用されています。
4.日本化薬

出典:ロゴコンセプト | 日本化薬 創立100周年記念サイト
日本化薬は、創立100周年を迎え、オンリーワン技術を武器にニッチ市場を切り拓く決意を新たにしています。その思いを込めたキャッチコピー「すきまひろげる 夢ひろがる」は、未来を切り開く姿勢を表現しています。
また、100周年ロゴには、飛躍と成長2つの矢印と、企業を象徴する「かやくーま」が描かれています。
5.株式会社東日本銀行

株式会社東日本銀行の100周年記念ロゴには、マスコットキャラクターの「ポンくま」が描かれています。親しみやすく健気で愛おしいデザインとなっており、100年分の感謝の気持ちを表現しています。
スローガンの「100年のありがとうを、ぎゅっと。」は、気持ちを凝縮するとともに、次の100年に向けて末永く選ばれる銀行としての決意を表現しています。
6.日本大学理工学部

日本大学理工学部の周年ロゴは、東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレムのデザインも手がけた野老朝雄氏によるものです。
平面的ながらも立体的な形状を持ち、幾何学的でありながらも有機的な桜の形を表現しているのが特徴です。また、楕円が集まってさまざまな形を作り出す様子は、理工学部の多様な学科が結集し、新たな知識や技術を生み出す姿を象徴しています。
7.東洋電機製造株式会社

出典:記念ロゴのご紹介|100周年WEBサイト|東洋電機製造
東洋電機製造株式会社の100周年ロゴは、モータや歯車の回転をシンボリックに表現しています。
ロゴの中央に配置された「〇(ゼロ)」は日の出のイメージです。右上に向かって昇っていく様子は、「To the Next 100」とともに、次の100年に向けた飛躍を表現しています。
また、アンダーラインに配された右向きの矢印は、進み続ける姿勢を示したものです。
カラーリングには赤が採用されており、日本企業であることと情熱のこもった精神を力強く表現しています。
8.国立音楽大学

出典:100周年記念ロゴ[国立音楽大学100周年特設サイト – くにたちおんがくだいがく]
国立音楽大学では、幼稚園から大学院までの学生や、教職員、卒業生を対象に、ビジュアルロゴとサウンドロゴの公募を行いました。ビジュアルロゴとサウンドロゴを組み合わせた、モーションロゴも制作されています。
9.東京工芸大学

出典:100周年ロゴについて | 東京工芸大学 創立100周年特設サイト
東京工芸大学の100周年ロゴは、青い円を工学部、黄色い円を芸術学部の象徴としています。
二つの円が重なり合うことで両分野が連携し、新たな価値や表現を創造し続ける姿勢が表現されています。
また、このロゴは3案のなかから、在学生および教職員の投票によって選ばれたものです。
【実績紹介】yearsが手がけた周年ロゴ(一部抜粋)
yearsは、周年ブランディング・ロゴ制作を専門とするデザインチームです。
「数字ではなく、想いをデザインする」を理念に掲げ、その企業らしさが伝わるロゴ・キャッチコピー・ツール展開までをトータルでサポートしています。
ここでは、yearsが実際に手がけた周年ロゴの一部をご紹介します。
日東紡績株式会社

創業:1923年
周年実施年:2023年
施策内容:周年ロゴ制作・周年コピー制作・周年グラフィック制作
株式会社プレスタイム

創業:1975年
周年実施年:2025年
施策内容:周年ロゴ制作
株式会社明生電気商会

創業:1964年
周年実施年:2024年
施策内容:周年ロゴ制作
\もう少し詳しく制作実績を見たい方はこちら/
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周年ロゴの制作ならyearsにお任せください!
100周年をはじめとする周年事業は、企業の歴史と未来をつなぐ大切な節目です。
yearsは、そんな企業の想いを丁寧にデザインへと昇華し、ロゴやスローガンを通じて「その企業らしさ」が伝わる周年ブランディングをお手伝いしています。
まずは、ちょっとしたご相談からでも大丈夫ですので、お気軽にお問い合わせください。
\周年ロゴのご相談はこちら/
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