他社との差をつける！社員もお客様も楽しめる面白い周年企画アイデア10選

 

「他社との差別化を図りたいが、何をすればいいのか分からない」「社員やお客様が楽しめるユニークな周年企画を考えたいけれど、アイデアが浮かばない」などの悩みをお持ちではないでしょうか。

周年イベントは、会社の重要な節目を祝うだけでなく、企業の魅力を伝え、顧客や社員のロイヤリティを高める絶好の機会でもあります。しかし、斬新で面白いアイデアを出すのは、そう簡単ではありません。

そこで本記事では、他社と差をつけ、社員もお客様も楽しめる面白い周年企画アイデアを10個ご紹介します。

 

 

周年記念事業の目的

 

周年記念事業は、企業の創立やブランドの立ち上げ、商品販売の節目などを祝う特別なイベントです。周年記念事業の目的は、社内向けと社外向けに分けられます。

ここでは、社内向けと社外向けそれぞれの周年記念事業のおもな目的と重要性を紹介します。

 

社内向けの場合

社内向けに周年記念事業を行うと、日頃の感謝の気持ちを伝えられるだけではなく、社員の企業への帰属意識を高め、部署や役職を超えたコミュニケーションを促進する効果があります。また、会社のビジョンや理念を再確認し、共有する機会にもなります。その結果、インナーブランディングの強化や、社員一人ひとりのモチベーション向上につながるでしょう。

 

お客さま向けの場合

社外向けの周年記念事業は、一般的に株主や取引先、エンドユーザーなどを対象に行われます。

株主や取引先向けの場合、感謝の気持ちを伝えると同時に、自社の現状や将来の目標を共有する場になります。

エンドユーザー向けでは、周年記念をPRの機会と捉え、記念商品の発売や限定イベントなどでブランド価値を伝える企業が増えています。日頃の感謝を伝えつつ、既存顧客との関係性を強め、新規顧客の獲得や企業のブランドイメージ強化などにつなげることが可能です。

 

 

面白い周年企画アイデア10選

 

ここでは、周年記念イベントを成功させるための面白いアイデアを10選ご紹介します。

周年記念事業を盛り上げるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。

 

1.パフォーマンスショー

周年イベントを盛り上げるには、パフォーマンスショーの導入が効果的です。

イリュージョンショーやマジックショー、バルーンアートなどのパフォーマンスショーは、幅広い層に楽しんでもらえるエンターテインメントとして人気があります。

また、プロのパフォーマーに依頼をすると、準備の負担を軽減しながら、クオリティの高いショーを実現できるため、主催者側も安心です。

 

2.周年旅行

周年旅行は、記念イベントの一環として行われる社員旅行で、日頃の努力に対する感謝を伝える特別な機会です。

重要なのは、ただ楽しむだけではなく、社員に感謝の気持ちを伝え、会社の価値観を再確認してもらうことです。

例えば、自社の歴史に関連した場所を訪れることで、これまでの歴史や経緯を振り返り、今後の目標を共有する場にすることができます。

 

3.スポーツ大会

スポーツ大会は、社員同士の交流を深める絶好の機会となります。

普段あまり接点のない部署同士がチームを組むと、自然なコミュニケーションが生まれ、社内の一体感を高めることが可能です。

開催する際は、スポーツが苦手な方でも楽しめるように、競技内容を柔軟にアレンジしましょう。例えば、運動よりも軽いレクリエーションや、近年人気のeスポーツを取り入れると、全員が気軽に参加できます。

 

4.ゲームプログラム

ゲームプログラムは気軽に参加しやすく、会場の一体感を高めるプログラムとして最適です。

ゲームプログラムには、ビンゴ大会や謎解きゲーム、ルーレットゲームなど、シンプルながら盛り上がる企画が豊富にあります。ゲームは、参加者の人数や会場の規模に合わせて選びましょう。

 

5.有名ゲストの招待

有名ゲストを招待すると、周年イベントの注目度を高められます。

歴代の社長やインフルエンサーを招待し、講演会やトークショーを行うと、参加者に貴重な体験を提供できるでしょう。また、プロのパフォーマーや歌手を招いて、ステージ上でのパフォーマンスと講演を組み合わせると、楽しさと学びを同時に体験できるイベントを実現できます。

 

6.書籍の出版

書籍の出版は、会社の歴史や文化、理念、そして経営者の考え方を広く伝える方法として最適です。

書籍を通じて、読者に自社の価値観を深く理解してもらえるだけでなく、企業のブランディングにおいても大きな効果が期待できます。また、書籍は形として長く残るため、記念品としても適しています。

 

7.コンテストの開催

コンテストの開催は、周年イベントを盛り上げるだけでなく、社員や参加者に組織への愛着を感じてもらう絶好の機会となります。

写真やイラスト、エッセイなど、多様なジャンルでのコンテストを企画すると、多くの人に参加してもらえます。

SNSを活用して全国規模のコンテストを開催すれば、企業やブランドの魅力をより多くの人に伝えることが可能です。

 

8.キャンペーンの実施

周年を迎える際に、売上アップを狙う戦略的な方法として、キャンペーンの実施があります。

キャンペーンの例としては、対象商品を一定数購入すると1個無料になる特典、SNSで「いいね！」した方の中から抽選で景品が当たるイベント、期間限定の割引セールなどが考えられます。

また、「〇〇周年記念大特価セール」といった期間限定のセールを打ち出すと大きなインパクトを与えられ、通常よりも多くの集客を期待できるでしょう。

 

9.限定品や新サービスの発表

周年イベントにおける限定品や新サービスの発表は、顧客の購買意欲を高められます。

「限定品」や「今だけ」と打ち出すと、多くの人の関心を集められます。また、「全〇種類」と上限を設け、コレクション意欲を掻き立てることも可能です。

周年記念という特別なタイミングで、新商品や限定商品を提供すると、価値が一層高まり、企業の魅力をアピールできます。

 

10.リブランディング

リブランディングとは、企業のブランド戦略を見直し、時代や顧客ニーズの変化に合わせて新たな価値を創造する取り組みです。既存のブランドイメージを向上させるだけでなく、新たな顧客層を引きつける効果も期待できます。

リブランディングの具体的な例としては、ロゴのデザイン変更やブランドカラーの刷新、Webサイトのリニューアルなどが挙げられます。

リブランディングは企業の未来への投資と考え、将来の成長を見据えて行うべきプロジェクトです。周年を機に、自社の魅力を新たな視点で伝え、ブランドの再定義を通して次のステージへ進むことができます。

 

 

面白い周年企画の事例

 

ここでは、面白い周年企画の事例を3つ紹介します。

 

1.キユーピー株式会社

キユーピー株式会社は、創業100周年を迎えた2019年に、さまざまな周年記念イベントを開催しました。

そのなかでも注目すべきは、「食と音楽」をテーマに全国7ヵ所で行われたウィーン・フォルクスオーパー交響楽団によるニューイヤー・コンサートです。特に、小学生も楽しめる「キユーピー100周年スペシャル ニューイヤー・ファミリークラシック」では、料理番組「キユーピー3分クッキング」のテーマ曲をモチーフにした「キユーピー100周年変奏曲」が披露されました。

また、キユーピーの「サラダとタマゴの世界」を味わえる期間限定カフェも東京や大阪、福岡、名古屋で開催され、多くの人々に特別な体験を提供しました。

 

2.株式会社ユナイテッドアローズ

株式会社ユナイテッドアローズは、2019年に創業30周年を迎え、さまざまな特別商品を販売しました。

主力事業である「ユナイテッドアローズ」や「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ」から、国内外のブランドと共同企画した別注品や厳選された商品が展開されました。この取り組みは、顧客への感謝の気持ちを表現するものであり、ブランドの30年にわたる歴史と価値を共有する機会となりました。

 

3.オートバックス

オートバックスは創業50周年を記念して、未来を見据えた多様な企画を実施しました。

まず、お客様やスタッフの声をもとに、50年後のオートバックスの未来予想図を描き、Web上でそのビジョンを共有。また、50周年イメージソングはタレントの山口智充さんが制作し、ブランドの節目を音楽で盛り上げました。

50周年特別キャンペーンも開催し、多くのお客様が楽しめる企画を展開。記念オリジナルグッズも発売され、レトロなデザインやプライベートブランド「AQ.」のお得商品が人気を集めました。

全国各地で開催されたカーライフイベントでは、車を持つ方もそうでない方も楽しめる体験型イベントを提供し、子どもから大人まで幅広い層が参加しました。

 

 

面白い周年企画を成功させるためのポイント5つ

 

周年イベントを成功させるためには、以下5つのポイントを押さえましょう。

 

1.目的・ターゲットを明確にする

周年イベントを成功させるためには、まず開催目的とターゲットを明確にすることが不可欠です。誰のために、何のために行うのかをしっかり定めると、イベントの内容に一貫性と意義を持たせることができます。

周年記念事業は、単に華やかさを追求するだけではなく、会社の理念や成果を称え、社員や関係者との絆を深める機会として位置づけることが大切です。

 

2.参加者の参加意欲を高める企画を考える

周年イベントを盛り上げるためには、参加者が積極的に参加したくなるような魅力的な企画を盛り込むことが大切です。

例えば、エンターテインメントショーやワークショップ、ゲームなど、多様なアイデアを用意し、参加者が楽しめる内容にしましょう。

特に社内向けのイベントでは、社員のモチベーションを高めるだけでなく、交流やチームビルディングの機会を提供することも重要です。イベントを通してコミュニケーションを促進し、組織全体の結束強化を目指しましょう。

 

3.社員を巻き込む

周年イベントを成功させるためには、社員全員が参加し、一体感を持って取り組むことが大切です。企画チームだけで進めるのではなく、社員全員が関わると周年イベントへの興味や熱意が高まり、成功につながります。

 

4.感謝の気持ちを表す

周年イベントは、会社が成長する過程で支えてくれた社員や取引先、お客様への感謝を伝える絶好の機会です。感謝の気持ちを伝えることで、社員や顧客との信頼関係を深めることができ、ブランドへの愛着が増します。

感謝の気持ちを具体的に表現するコーナーや演出を取り入れ、より心に響くイベントを実現しましょう。

 

5.ビジョンを共有する

周年イベントでは過去を振り返るだけでなく、未来へのビジョンを示すことが重要です。

会社の歴史や成功を振り返るのも大切ですが、これからの成長や方向性を明確にすると、社員や顧客に企業の未来への期待感を持ってもらうことができます。

イベントを通じて、未来のビジョンや目標を共有し、新たな一歩を踏み出す機会にしましょう。

 

 

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