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社史編纂室の設置は必要?社内制作と外注の違いやメリット・デメリットを徹底比較

社史編纂室の設置は必要?社内制作と外注の違いやメリット・デメリットを徹底比較

 

社史編纂室の設置でお悩みですか?この記事では、社史編纂室の役割や設置の目的、社内制作と外注のメリット・デメリットを徹底比較します。結論として、自社のリソースや予算、プロジェクトの規模に応じた最適な選択方法が分かり、スムーズな周年事業の実現につながります。

 

 

社史編纂室とは何かその役割と設置の目的

社史編纂室とは何かその役割と設置の目的

 

企業が歴史を紐解き、これまでの歩みや企業理念を体系的にまとめるために立ち上げられる組織が社史編纂室です。企業のアイデンティティを再確認し、次の世代へと継承するための極めて重要なプロジェクト推進拠点として機能します。

単なる過去の記録の整理にとどまらず、組織の結束力を高めるための戦略的な意味合いも持っており、多くの企業で設立が検討されます。

 

社史編纂室が企業において果たすべき重要な役割

社史編纂室が担う役割は、資料の収集や執筆だけにとどまりません。企業活動の軌跡を正しく後世に伝え、組織全体の求心力を高めるための基盤づくりを行います。ここでは、企業において果たすべき具体的な役割について詳しく解説します。

 

役割の名称 主な活動内容 企業における価値
歴史的資産の収集と保存 社内資料、写真、映像、インタビューの実施とデータ化 貴重な経営資源や歴史的データの散逸を防ぐ
企業理念の浸透と継承 創業者の精神やこれまでの困難を乗り越えた経験の言語化 社員のエンゲージメント向上と共通認識の醸成
ステークホルダーへの信頼獲得 取引先や顧客、株主へのブランディングおよび情報開示 企業の社会的信用とブランド価値の向上

 

このように、社史編纂室は過去の事実を正確に記録し、未来の経営戦略に活かすための知見を集約する場所としての重要な役割を担っています。

 

周年事業に向けて社史編纂室を立ち上げる理由

多くの企業が、創業30周年、50周年、100周年といった節目のタイミングにあわせて社史編纂室を設置します。その最大の理由は、プロジェクトの規模が非常に大きく、日常業務と並行して進めることが極めて困難であるためです。

周年事業としての社史制作は、膨大な量の公文書や過去の資料の精査、OBや現役社員へのヒアリング、デザインや印刷のレイアウト調整など、多岐にわたる工程を長期間にわたって管理する必要があります。そのため、専門の組織を立ち上げ、専任のメンバーを配置することで、プロジェクトを計画通りに進行させることが可能になります。

また、社史編纂室という独立した組織を設けることで、各部署との連携がスムーズになり、全社一丸となった周年事業の盛り上がりを創出することができるのです。

 

社史編纂室の設置は本当に必要か判断するポイント

社史編纂室の設置は本当に必要か判断するポイント

 

社史や周年記念誌を発行するにあたり、専用の組織である「社史編纂室」を立ち上げるべきか、それとも通常業務の傍らで進めるべきか、あるいは最初から外部の制作会社に委託すべきか悩む企業は少なくありません。社史編纂室の設置は、企業の歴史の重みやプロジェクトにかけるリソースの大きさに直結するため、自社の状況を客観的に見極めて慎重に判断する必要があります。ここでは、社史編纂室を本当に設置するべきか見極めるための具体的な判断ポイントを解説します。

 

社内体制の構築とリソース確保の難易度

社史編纂室を設置する場合、最も大きなハードルとなるのが社内リソースの確保です。多くの企業では、総務部や広報部のメンバーが兼務する形でスタートしますが、過去の膨大な資料の収集や整理、社内関係者へのヒアリング、執筆作業などは想像以上に多くの時間と労力を要します。通常業務と並行しながら進めることで、日常業務に支障をきたしたり、スケジュールが大幅に遅延したりするリスクが生じます。そのため、専任のスタッフをアサインできる環境にあるか、あるいは既存の業務量を調整してリソースを割く余裕があるかどうかが、最初の重要な判断基準となります。

 

外部の制作会社に依頼する場合との基本方針の違い

社史編纂室を社内に設けて自社主導で制作するのか、それとも専門の制作会社に外部委託するのかは、プロジェクトの基本方針を大きく左右します。社内制作を選ぶ場合は自分たちの手で生の言葉と企業の歴史を紡ぎ出すという強いこだわりとコスト抑制がメリットになりますが、客観的な視点や編集ノウハウが不足しがちです。一方、外部の制作会社をパートナーにする場合は、プロのライターや編集者が客観的な視点から企業の歴史を魅力的にストーリー化してくれます。自社のリソースだけで完結させようと無理をする前に、外部の力を借りる選択肢も含めて基本方針を定めることが求められます。

以下は、社史編纂室を設置して社内制作する場合と、外部委託する場合の判断における比較ポイントをまとめたものです。

 

比較項目 社内制作(社史編纂室の設置) 外部委託
主な目的・メリット 社内ノウハウの蓄積、リアルな温度感の表現 プロのクオリティ、客観的な視点、業務負担の軽減
必要な社内リソース 専任または兼任のプロジェクトチームが常時必要 窓口担当者数名(ディレクションや資料提供が中心)
想定されるリスク スケジュール遅延、通常業務への圧迫 初期コストの発生、社内調整の工数

 

 

社史編纂室を設置して社内制作する場合のメリットとデメリット

社史編纂室を設置して社内制作する場合のメリットとデメリット

 

社内に専門の社史編纂室を設置し、自社のリソースだけで社史を制作するアプローチは、多くの企業で検討される方法の一つです。自社でゼロから歴史を紡ぎ出すスタイルには、独自の強みがある一方で、特有の課題も存在します。ここでは、社内制作における具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。

 

社内制作を選ぶメリットと知見蓄積の価値

社史編纂室を社内に設けて自社制作を行う最大のメリットは、企業の理念や業務内容、これまでの歩みを肌で理解している社員自身の手で、リアルな歴史を記録できる点にあります。外部の制作会社では気付きにくい細かなエピソードや、社内ならではの文化・価値観を正確に表現しやすくなります。

また、社内制作の過程で収集した膨大な資料やインタビューデータ、諸先輩方の証言などは、一過性の制作物として終わらせず、今後の企業活動や社員教育における貴重なナレッジとして社内に蓄積されるという大きな価値を生み出します。プロジェクトを通じて、社員が自社の歴史を再発見し、エンゲージメントやロイヤルティが向上する効果も期待できます。

社内制作におけるメリットと得られる価値を以下の表に整理します。

 

メリットの項目 具体的な内容 もたらされる価値
企業文化の正確な反映 自社の空気感や内情を熟知したスタッフが執筆する リアリティのある、社内共感を呼びやすい内容になる
知見とデータの蓄積 資料収集から編集までのプロセスを自社で完結させる 今後の社内教育や次回の周年事業に活きるナレッジが残る
インナーブランディング 社員自身が歴史を振り返り、向き合う機会が生まれる 社員の帰属意識や会社への誇りが高まる

 

社内制作におけるデメリットとスケジュール遅延のリスク

一方で、社史編纂室を設置して自社制作を進める場合には、無視できないデメリットやリスクも存在します。最も顕著な課題は、通常業務と兼務する場合における、社員スタッフへの過大な負担とスケジュール管理の難しさです。日々の業務を抱えながら、膨大な資料の読み込みや関係者へのインタビュー、執筆作業を並行させることは容易ではなく、進行が遅延するリスクが高まります。

さらに、社内制作では客観的な視点が抜け落ちてしまい、企業側が伝えたいことばかりが強調された、いわゆる内輪びいきのような内容になってしまう懸念もあります。編集やデザインに関する専門的なスキルやノウハウが社内に不足している場合、最終的な成果物のクオリティが外部のプロによる制作物に比べて見劣りしてしまう可能性も否定できません。

社内制作におけるデメリットとそれがもたらすリスクを以下の表にまとめます。

 

デメリットの項目 主な要因 想定されるリスク
業務負担と遅延 通常業務との掛け持ちや専門知識の不足 スケジュールの大幅な遅れや日常業務への悪影響
客観性の欠如 自社目線に偏った情報の取捨選択 読者にとって共感しにくい内容になる
クオリティの限界 編集・デザイン・校正のノウハウ不足 書籍としての完成度や信頼性が低下する恐れがある

 

 

社史編纂室を置かずに外注する場合のメリットとデメリット

社史の制作にあたって、専門の社史編纂室を社内に設置せず、外部の制作会社に直接委託するという選択肢をとる企業も少なくありません。専任の担当者を置くための人員確保が難しい場合や、本業への影響を最小限に抑えたい場合に有効な方法ですが、外部委託ならではのメリットとデメリットが存在します。それぞれの特徴を正しく理解し、自社の状況に適した判断を下すことが重要です。

 

外部委託を選ぶメリットとプロのクオリティ

社史編纂室を置かずに外部の制作会社へ依頼する最大のメリットは、プロフェッショナルによる高い編集力と確かなクオリティの成果物を期待できる点です。社史制作の専門会社には、企業の歴史を魅力的なストーリーに昇華させるライターやデザイナー、編集者が在籍しており、客観的な視点を取り入れた読み応えのある一冊を形にすることができます。

また、社内リソースをほとんど圧迫しないことも大きな利点です。通常業務と並行して資料収集やインタビュー調整を行う必要がないため、社員が本来の業務に集中しながら、質の高い社史を効率的に制作することが可能となります。

外部委託におけるメリットと効果について、以下の表に整理します。

 

メリットの項目 具体的な内容 企業にもたらす効果
プロのクオリティ 専門のライターやデザイナーによる高品質な執筆とデザイン 社外に誇れる洗練された社史の完成
リソースの温存 社内スタッフの稼働を最小限に抑えた進行管理 通常業務への支障を防止し、担当者の負担を軽減
客観的な視点 第三者の目線で企業の歴史や強みを再解釈・表現 ステークホルダーに響くストーリー性の高い内容

 

外注におけるデメリットとコスト面の注意点

一方で、社史編纂室を置かずに外注することにはデメリットや注意点も存在します。最も大きな課題となるのは、社内に制作のノウハウや知見が蓄積されにくいという点です。制作プロセスの大部分を外部に委ねてしまうと、次回の周年事業や小冊子制作の際に、再び外部へ依存せざるを得ない状況が生まれます。

また、多額のコストが発生する点や、綿密な社内調整が必要になる点にも注意が必要です。ページ数や製本の仕様、取材の規模によっては予算が膨らみやすいため、事前の見積もりと契約内容のすり合わせが不可欠となります。さらに、社内の想いや歴史的背景を正確に外部へ伝えるためのコミュニケーションコストや、社内資料を収集する初期の手間は一定数発生することを想定しておかなければなりません。

 

 

社史編纂室の社内制作と外注で迷ったときの選び方

社史編纂室の社内制作と外注で迷ったときの選び方

 

社史編纂を進めるにあたり、すべてを社内スタッフのみで行う「完全社内制作」にするべきか、あるいは専門の制作会社にすべてを委託する「完全外注」にするべきか、頭を悩ませる企業担当者は少なくありません。自社のリソースや予算、プロジェクトの目的を総合的に見極めることが、最適な制作方法を選ぶための重要な鍵となります。

 

プロジェクトの規模や予算に応じた判断基準

社内制作と外注のどちらを選ぶべきかは、作成する社史のページ数や部数、そしてかけられる予算や期間によって大きく異なります。一般的に、小規模な冊子や資料のとりまとめであれば社内制作のコストメリットが出やすい一方、記念誌としてのクオリティやインタビュー、デザイン性を重視する場合は外注のほうが確実です。

以下の表は、プロジェクトの規模や予算に応じた大まかな判断基準を整理したものです。

 

検討項目 社内制作が向いているケース 外注が向いているケース
予算 限られた予算内で、印刷費や実費のみで抑えたい場合 ある程度の制作予算を確保し、プロのクオリティを担保したい場合
スケジュール 社内調整に時間をかけられ、柔軟なスケジュール調整が利く場合 周年記念日など、絶対に外せない納期が厳格に決まっている場合
コンテンツの性質 社内の内輪ネタや、全社員が知る身内向けの記録が中心の場合 対外的なブランディングや、広くステークホルダーに魅力を伝える場合

 

自社の置かれた状況を客観的に分析し、無理のない選択をすることが失敗を防ぐ秘訣となります。

 

社内スタッフの負担を考慮したハイブリッドな進め方

「社内スタッフだけで進めると通常業務に支障が出るが、すべてを外部に丸投げすると自社の想いが伝わりにくい」というジレンマに直面したときは、社内制作と外注の良い部分を組み合わせたハイブリッドな進め方を検討するのが有効です。

ハイブリッドな手法では、例えば歴史的な資料の収集や社内インタビューの対象者の選定といった「社内にしかできないコアな作業」は社史編纂室のスタッフが担当し、文章の執筆や全体の編集、レイアウトデザイン、印刷・製本といった「専門的なスキルが求められる工程」は外部の制作会社に委託します。

この進め方を取り入れることで、社内スタッフの過度な負担を軽減しながら、外部のプロの力を借りて高品質な社史を完成させることが可能になります。自社のマンパワーやスケジュールを考慮し、柔軟な体制づくりを行いましょう。

 

 

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社史編纂室の設置から社内制作、外部委託まで、それぞれのメリット・デメリットを比較して最適な進め方を見出すことが成功の鍵となります。社内制作は企業文化の継承や深い知見の蓄積に強みがある一方、リソースやスケジュールの管理に大きな負担が生じます。そのため、自社の予算やプロジェクトの規模、人員の確保状況を冷静に見極め、プロの外部制作会社への委託やハイブリッドな手法も視野に入れた柔軟な体制づくりが求められます。社史制作は企業の歴史を未来へ繋ぐ重要な一大プロジェクトです。まずはちょっとした質問やご相談からでも大丈夫ですので、まずは気軽にお問い合わせください。

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